代謝疾患
脂肪肝(Hepatic steatosis / Fatty liver disease)
2026/1/11
1、概要
脂肪肝は「太っている人の病気」ではありません。
酒を飲まなくても、痩せていても起こります。
本質は、肝臓が糖と脂を処理できなくなった代謝破綻状態。
自覚症状はほぼなく、健康診断で初めて指摘されるが、放置すれば肝炎・肝硬変・肝がんへ進行する土台になる。
2、原因
脂肪肝の原因は、脂ではなく糖。
・白米、パン、麺類、砂糖
・果糖(清涼飲料、ジュース、甘味)
・運動不足
・睡眠の質の低下
・慢性ストレス
・腸内環境の悪化
酒を飲まないのに脂肪肝になる人が増えているのは、糖質過多が肝臓に直撃しているからである。
3、メカニズム
糖質や果糖が過剰に入ると、肝臓はそれを中性脂肪へ変換し、肝細胞内に溜め込む。
さらにインスリン抵抗性が進行すると、脂肪は燃えず、肝臓に滞留したままになる。
これが脂肪肝の正体です。
4、現代医学の治療法
現代医療に、脂肪肝を直接治す薬はほぼ存在しない。
・体重減少
・食事指導
・運動療法
これが中心となるが、実行率は低い。
5、現代医学の課題と未来の医療
脂肪肝は「様子を見ましょう」で放置されることが多い。
しかし実際は、糖尿病、脂質異常症、高血圧の起点となる代謝の震源地。
今後は、
・腸内環境
・果糖摂取量
・肝臓の解毒能力
まで踏み込んだ評価が必須になる。
6、東洋医学の視点
東洋医学では脂肪肝は、
・痰湿
・肝鬱
・脾虚
の組み合わせ。
巡らず、溜め込み、処理できない体に変わった結果として、肝に脂が沈着する。
脂肪肝は肝臓の問題だけではありません。
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