神経疾患
パーキンソン病(Parkinson’s disease)
2025/11/6
パーキンソン病とは?
世界保健機関(WHO)によると、パーキンソン病は「運動、精神、睡眠、痛みなど様々な健康問題を引き起こす、進行性の脳疾患」です。
主な運動症状として、動作が遅くなる(徐動症)・筋のこわばり・休息時振戦(手足が休んでいる時に震える)・姿勢保持やバランスの障害があります。
治療法は現在、「根治」ではなく「症状緩和・QOL(生活の質)維持・進行抑制的ケア」が中心です。
パーキンソン病は主に 脳の黒質(黒質)にあるドーパミン産生神経細胞が変性・消失することで起こるとされています。
ドーパミンが減ることで運動制御に関わる神経回路が乱れ、上述の症状が出現します。
西洋医学の主な治療法
薬物療法:まず基本的にはドーパミン作動薬(レボドパ等)あるいはドーパミン代替療法が使われます。症状(振戦・硬直・動作遅延など)を軽減する目的。
リハビリテーション・運動療法:運動療法・理学療法は症状進行抑制・機能維持に有効とされます。
外科的治療・神経刺激療法:進行例では深部脳刺激法(DBS=深部脳刺激法)などが検討されます。
生活習慣・症状管理:転倒リスクの管理、睡眠・栄養・精神症状(うつ・不安)へのケア。
モニタリングと長期管理:定期的な神経内科受診、薬効・副作用・進行状況のチェック。
西洋医学の限界と注意点(2025年時点)
現時点では「治癒」できる治療法はなく、あくまで「症状緩和・進行遅延」が目的です。
薬物療法や手術には副作用・合併症リスクあり。
非運動症状(睡眠障害、便秘、自律神経障害、うつ・不安等)も含めた多面的なケアが必要。
「病気の進行そのものを止める」明確な方法は確立しておらず、研究が継続中です。
西洋医学の可能性(2025年時点)
明確にはなっていませんが、研究は日々、進んでいます。
「免疫系(特に自己免疫的メカニズム)が関与している可能性が高い」とする研究が増えています。
ある研究では、患者の血液中に α‑シヌクレイン(alpha-synuclein)というタンパク質断片を認識する T-細胞が多くみられ、これが「免疫系が神経細胞を誤って攻撃している可能性」を示しています。 lji.org+2PubMed+2
また、神経変性・炎症・免疫活性化(ニューロインフラメーション)に関する報告も存在し、「免疫系がパーキンソン病の進行を促す/関与している」可能性があるとされています。 OUP Academic+1
自己免疫疾患(AIDs=autoimmune diseases)を持つ人とパーキンソン病の発症に統計的な関連があるという報告もあります。 parkinsonsnewstoday.com+1
パーキンソン病患者では、腸内マイクロバイオーム(腸内細菌叢)の構成が健常者と異なるという報告が多数あります。 PubMed+3PMC+3BioMed Central+3
具体的には、「短鎖脂肪酸(SCFA)を産生する細菌」が減少している、腸内のバリア機能(腸壁・粘膜)が低下している、などの所見が見られます。 jnmjournal.org+1
腸の症状(慢性的な便秘、腸運動低下、小腸細菌過剰増殖(SIBO)など)が、パーキンソン病の運動症状が出る前に出ることが多いという観察もあります。 Frontiers+1
最近のレビューでは、「腸–脳軸 (gut-brain axis)」を通じ、腸内細菌の異常が中枢神経系の変性変化を促す可能性があるというメカニズムが提示されています。 MDPI



東洋医学の視点
東洋医学では、パーキンソン病を「肝腎不足・気血両虚・風・痰・血瘀(お)などが絡む」病理として捉えます。東洋医学では、体質、体の状態から判断する為、あらゆるパターンがあります。
代表的な5つの証(東洋医学での評価)を紹介します。
① 肝風内動(かんぷうないどう)
→ 手足の震え、顔のこわばり、怒りやすい、舌が震える
② 気血両虚(きけつりょうきょ)
→ 倦怠、めまい、顔色淡白、震えが軽いが力が出ない
③ 痰湿阻絡(たんしつそらく)
→ 四肢のこわばり、頭重感、胸苦しさ、食欲不振
④ 腎精不足(じんせいふそく)
→ 筋力低下、腰膝のだるさ、記憶力低下、聴力減退
⑤ 肝腎陰虚(かんじんいんきょ)
→ 関節・筋肉のこわばり、刺すような痛み、舌が紫

あなたはどれに該当しますか?
タイプ + 生まれ持った体質に応じて、
食事、生活、メンタル、意識、セルフケアなどあらゆる養生の実践。
自然治癒力を高めて、体の内側の変化を目指します。
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岡田家鍼灸院の統合的アプローチ

① 西洋医学:診断ー検査ー治療(薬物療法など)
検査・数値を元に、疾患・原因の特定、病状の進行度を評価。医療機関にて。
② 東洋医学:四診ー施術(鍼灸、整体など)
体に触れることで、体〜気のバランスを整えます。岡田家鍼灸院にて。
③ 養生:姿勢ー動作ー食事ー生活ー環境ー心ー意識
24時間の行動・意識、習慣全てが影響します。
知識を持ち、意識を変えて、習慣を形成する。岡田式現代養生アカデミーにて。
上記の3つを組み合わせることがベストだと私は考えます。
3つが難しい方は2つ。
2つが難しい方は1つ。
ベストが出来なくても、ベターな選択をお勧めしています。
2の東洋医学、3の養生に興味のある方は、一度、ご相談下さい。
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現在、パーキンソン病に対する治療法は完治を保証するものではありません。しかし、 西洋医学だけでも、東洋医学だけでもなく、二つを“補完・統合”することがベストであると考えます。当院では、薬・手術・リハビリという西洋医学を大切にしながら、鍼灸・漢方・養生という東洋の知恵を重ねていきます。進行を遅らせ、自分らしい生活を維持し、毎日をできるだけ豊かに過ごすためのサポートをいたします。
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当院では患者の利益を最優先に考えていますので、東洋医学に理解のある医師、病院からの連携、相談を歓迎しております。
※当院では、医学的な診断・治療・医療的アドバイスは一切行っておりません。鍼灸施術は医療行為ではなく、効果には個人差があります。
※持病をお持ちの方、治療中の方には、医療機関の受診・継続的な通院を強く推奨しています。
※当院の施術は、病気そのものへの治療ではなく、症状の緩和や体質改善、生活の質の向上を目的としています。
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