歯科疾患
顎関節症(Temporomandibular Joint Disorder)
2025/7/30
顎関節症は、「口を開けると痛い」「音が鳴る」「開けづらい」「噛むと疲れる」といった、顎の関節や筋肉の機能障害です。
20〜40代の女性に多く、ストレスや姿勢の乱れ、歯ぎしり・食いしばりなどが深く関係します。
西洋医学の視点
原因
顎関節症は「多因子性疾患(multifactorial disorder)」とされ、以下の要素が複合的に関わります。
咬合の不良(噛み合わせ)
筋肉の過緊張(咀嚼筋・側頭筋・胸鎖乳突筋など)
ストレスによる歯ぎしり・食いしばり
外傷や姿勢の歪み(猫背・首の前傾)
ホルモン・自律神経の影響
主な症状
顎を開けると痛む・音がする
顔の左右差やエラのこわばり
頭痛・肩こり・首の痛み
耳鳴り・めまい・吐き気(顎関節近くの神経・血流影響)
治療法(西洋医学的アプローチ)
保存療法(非手術)
・マウスピース(スプリント療法)
・鎮痛薬・筋弛緩薬・抗不安薬など
・理学療法(温熱・電気刺激・マッサージ)
・リハビリ・開口訓練生活習慣指導
・姿勢・噛み癖・スマホ姿勢の改善
・ストレスケア手術療法(重症例)
・関節内洗浄・関節形成術など(ごく少数)
➡ 目的は「関節の炎症を抑え、筋肉の過緊張を緩め、正常な顎の動きを取り戻す」こと。
顎関節症の原因は単一ではなく、「複数の要因が積み重なって発症する」という特徴があります。
東洋医学(鍼灸・中医学)の視点
東洋医学では、顎関節症を「局所の痛み」ではなく、全身の気血の滞り・肝の緊張・ストレス反応として捉えます。
日本顎関節学会「顎関節症の診断・治療指針」
日本歯科医学会連合「顎関節症に関するガイドライン」
東洋医学臨床論集「顎関節症の弁証論治」
自院の症例報告・患者フィードバック
まとめ
顎関節症は、単なる「あごの病気」ではなく、身体・心・生活の使い方の積み重ねによって生じる全体の不調です。
西洋医学では対症的な処置が中心となりますが、東洋医学や鍼灸では「なぜ再発するのか?」「全体のバランスはどうか?」にまで踏み込んで対応できます。
噛む・話す・笑う
そのすべてに関わる大切な関節だからこそ、
表面的な痛みの緩和だけでなく、「あなたらしい生活を取り戻す」ことを目標に、一緒に整えていきましょう。
※当院では、医学的な診断・治療・医療的アドバイスは一切行っておりません。鍼灸施術は医療行為ではなく、効果には個人差があります。
※持病をお持ちの方、治療中の方には、医療機関の受診・継続的な通院を強く推奨しています。
※当院の施術は、病気そのものへの治療ではなく、症状の緩和や体質改善、生活の質の向上を目的としています。
※症状や医療機関での治療状況によっては、医師の診断・同意書・連携が必要となる場合があります。
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