耳鼻咽喉疾患
内耳障害・視覚負荷による不調に対する鍼灸アプローチ
2025/4/30
耳の手術後に、耳が聞こえにくくなり、耳鳴りが止まず、
めまいやふらつき、視界のブレに悩まされる。
「もう治らないかもしれない」と思いながらも、
どこかで「少しでも楽になりたい」と思う。
そんな方に、鍼灸という選択肢があることを、私は伝えたいと思います。
内耳には、音を感じる蝸牛、バランスを感じる三半規管・前庭があり、
ここが障害されると、聴覚、平衡感覚、そして視覚にまで影響が広がります。
とくに、内耳障害によって「前庭眼反射(VOR)」が破綻すると、
視覚情報処理に過剰な負担がかかり、
頭痛、めまい、吐き気、視界のブレといった症状が慢性化することもあります。
1. 自律神経バランスの調整
内耳・脳・視覚は、自律神経(交感神経・副交感神経)の影響を強く受けています。
鍼灸では、耳周囲・後頚部・胸郭・脊柱起立筋群などにアプローチし、
交感神経優位を緩め、副交感神経の安定を促します。
▶ 結果:
→ 内耳血流の改善
→ 前庭・視覚処理への負担軽減
→ 頭痛・吐き気の緩和
◆ 2. 脳・前庭・視覚系の神経可塑性をサポート
鍼の微細刺激は、脳の可塑性(神経回路の適応)を促進する可能性がある。
頭部、耳周囲、後頚部の「微細な揺らぎ」を作り出す施術を通して、
脳が新しい適応パターンを学びやすい状態を整える。
▶ 結果:
→ めまい・ふらつきの改善サポート
→ 視覚情報の受け取りやすさ向上
◆ 3. 身体全体の「軸」を取り戻す支援
ふらつき・不安定感は、「身体の中心軸」が取れないことと深く関係しています。
鍼灸では、体幹部(腹部・腰背部)・足底・足関節周囲を整えることで、
「重心の感覚」「身体軸の安定」をサポートします。
▶ 結果:
→ 立位・歩行の安定感が高まる
→ 日常生活の安心感が増す
ここまでは一例ですが、体の状態によって、アプローチ方法は変化します。
内耳障害による不調は、医学的にもとても難しい領域です。
でも、命には、回復しようとする力が必ずあります。
私たちは、治すことを約束はできない。
しかし、「命の再統合を信じて、静かに支え続ける」ことはできる。
あなたの命が、もう一度自由に呼吸できるようにサポート出来れば嬉しく思います。
※当院では、医学的な診断・治療・医療的アドバイスは一切行っておりません。鍼灸施術は医療行為ではなく、効果には個人差があります。
※持病をお持ちの方、治療中の方には、医療機関の受診・継続的な通院を強く推奨しています。
※当院の施術は、病気そのものへの治療ではなく、症状の緩和や体質改善、生活の質の向上を目的としています。
※症状や医療機関での治療状況によっては、医師の診断・同意書・連携が必要となる場合があります。

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