その他・不定愁訴
なぜ、風邪をひきやすい人は毎年繰り返すのか?
2026/1/1
なぜ、風邪をひく人と、ひかない人がいるのか?
同じ環境で生活しているのに、体調に大きな差が出るのはなぜでしょうか。
風邪をひきやすい人は、忙しくなるとすぐ体調を崩し、寝ても疲れが抜けず、季節の変わり目に弱く、喉や鼻から不調が始まりやすく、不定愁訴を抱えがちです。
一方で、ほとんど風邪をひかない人は、忙しくても体調を保ち、睡眠で回復し、気候の変化にも強く、粘膜トラブルが少なく、体調が安定しています。
この違いは体質の問題ではありません。
体が回復モードに切り替わるかどうかの差です。
医学的にわかっているメカニズム
風邪をひきやすい人の体では、慢性的なストレスによって交感神経が優位となり、副交感神経が十分に働かず、休めない状態が続いています。
その結果、ストレスホルモンであるコルチゾールが過剰に分泌され、NK細胞の働きが弱まり、粘膜免疫を担うIgAも低下します。
さらに、自律神経の乱れによって鼻や喉の粘液分泌が減少し、線毛運動が弱くなり、ウイルスが侵入しやすい環境が作られます。
この状態が長く続くと、IL-6やTNF-αといった炎症性サイトカインが微増し、体は軽い慢性炎症の状態となり、免疫は常に過労気味になります。
東洋医学から見た体の状態
東洋医学ではこの状態を、体表を守る衛気の低下と、肺や脾の働きの失調として捉えます。
衛気が弱ると外からの刺激を防げなくなり、体内には余分な熱がこもり、夜間に気血が巡らず、結果として肝気鬱結に相当する状態が続きます。
つまり、体を守るバリアそのものが崩れた状態と考えます。
結論
風邪をひきやすいのは、ウイルスに弱いからではありません。
回復できない体の構造になっているだけです。
治すべきは症状ではなく、回復モードに戻れない生活の仕組みそのものです。
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